2021-05-12 第204回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
国産菌床を用いたシイタケの栽培は、いわゆる里山に生育するコナラやクヌギなどの国内の広葉樹を伐採し、おが粉にしたものを活用しております。伐採後は自然の再生力を活用して、樹木の萌芽により更新して循環的に森林の再生が図られることにより、森林を常に健全な状態に保つ上で重要な役割を果たしていると認識しております。
国産菌床を用いたシイタケの栽培は、いわゆる里山に生育するコナラやクヌギなどの国内の広葉樹を伐採し、おが粉にしたものを活用しております。伐採後は自然の再生力を活用して、樹木の萌芽により更新して循環的に森林の再生が図られることにより、森林を常に健全な状態に保つ上で重要な役割を果たしていると認識しております。
議員御指摘の上下流の自治体間連携につきましては、例えば、荒川流域にあります東京都の豊島区、それと埼玉県の秩父市が連携いたしまして、豊島区が上流の秩父市内の広葉樹林を整備する、そういった取組であるとか、木曽川流域にあります愛知県の豊明市と長野県の上松町が連携して、上流の上松町で生産された木材製品を豊明市内の新生児に、赤ちゃんにプレゼントする、そういった取組が進められているところでございます。
なお、生息地となっている森林につきましては、森林・林業基本計画において多様で健全な森林づくりを推進することとしており、林野庁において、地域の自然状況等に応じまして針葉樹等の人工林に天然力を活用し広葉樹を導入することなどに取り組んでいるものと承知してございます。 今後も、四国のツキノワグマの絶滅防止と生息数の回復に向けまして、関係県や関係団体とともに連携し取り組んでまいります。
委員御指摘のとおり、例えば、クヌギ、コナラなどの落葉広葉樹林は、落ち葉の分解によって形成された土壌がスポンジのように雨水を蓄え、地中に浸透させる能力が高いと言われております。 このため、本法案では、緑地の有するこのような機能に着目し、流域治水に資するグリーンインフラとして、雨水貯留浸透機能を有する緑地を特別緑地保全地区の指定要件として位置づけ、その保全を図ることとしております。
そこはミズナラとかイタヤカエデとか非常にたくさんの樹種から成る広葉樹林なんですけれども、自伐型の林業の方は、皆伐など過度な伐採はせずに、必要最小限の間伐で良い木を残すということで山全体の価値を上げているんです。
法律の目的であります森林吸収量の確保という観点からしますと、広葉樹より杉などの針葉樹が優れている点はどういう点でしょうか。今後、広葉樹等の様々な樹種の特定母樹を開発する考えはないか、お伺いしたいと思います。
広葉樹にも成長が速く吸収量が大きい樹種もありますが、我が国の森林においては、一般的に、杉などの針葉樹の人工林は、天然の広葉樹林に比べて成長量が大きく、二酸化炭素の吸収量も大きい傾向があり、森林吸収量の確保の観点から優れていると考えております。
○野上国務大臣 今御指摘のとおり、森林が有する生物多様性などの公益機能の発揮ですとか、あるいは広葉樹材を活用した家具、内装材また栽培キノコ原木等の需要への対応の観点からも、広葉樹も含めました多様で健全な森林の育成を進めるということは重要であると認識しております。
例えば、青森県では、単独の事業として、ナラ等広葉樹の伐採・利用モデル構築事業というものを昨年度から二カ年で実施しております。これは、被害を受けやすい高齢木やあるいは太い木を罹患前に切り倒して、家具などの材料に有効活用していくとともに、森の若返りを図るというようなものでございます。 引き続き、林野庁等々におかれましては、御指導賜りますようよろしくお願い申し上げたいと思います。
大体五十年ぐらい地元の方が手塩にかけて育てた杉の木が、本当に驚くようになぎ倒されているのが現地でございますが、やはり地元の方とすれば、次には、杉だけじゃなくて、桜や広葉樹など、転換していきたいな、あるいは災害に強い多様な樹木を植えていきたいというような御希望もございます。
また、森林環境譲与税は、いわゆる山の広葉樹化にも使えるのであります。奥山の広葉樹化は、鳥獣害対策の抜本的な解決策ともなってまいりますし、先ほど来お話をいたしました保水力の高い山をつくることでの防災対策にもなって、非常にこれも、下流の方、都市の方々にとっても大きなメリットがございます。
平成二十八年五月に閣議決定しました森林・林業基本計画、この中に、先生御指摘のとおり、生物多様性の保全等を含め、森林の公益的機能を発揮するため、地域の自然条件等に応じて、針葉樹だけじゃなく、広葉樹がまじった針広混交林、そういった森づくり、多様で健全な森づくりを推進するということが、この基本計画の中に位置づけられているところでございます。
森林環境税については、昨年、その成立に際し、放置人工林の広葉樹林化を進めるために必要な支援や取組を行う旨の附帯決議がなされました。しかし、ほとんどの自治体は、この附帯決議はもちろん、森林環境譲与税を広葉樹林化に用いることができることも知りません。野生動物たちとの共存のためにも、災害防止や水源確保のためにも、奥山広葉樹林化を国として重点的に取り組むべきと考えますが、総理の見解を伺います。
森林環境譲与税と広葉樹林化についてお尋ねがありました。 我が国の森林は、戦後植林されたものが本格的な利用期を迎えていますが、十分に利用されず、また、適切な森林管理も行われていないという課題に直面しています。
例えば、建材として広葉樹を使えば非常に火が起こりにくいとか、木の使い方も、縦にしないで横に使うとか、いろいろな技術開発が今なされているそうであります。ぜひそういったことも研究をしていただけたらありがたいかなというふうに思います。 ということで、火災の原因究明と再発の防止、今後どのように首里城、対応しようと考えていらっしゃるのか、お聞かせいただけますでしょうか。
広葉樹の方が強いという人もおられますけれども、杉が、じゃ比較して弱いのかというと、なかなかどうもそうではないという意見もあります。 ただ、私が地元の森林組合の方々なんかに聞くと、例えば杉なんかで七十年、八十年なんかになって、すると太くて重いじゃないですか、当然重量があると。根っこの面積は当然もうそれ以上成長しないですよね。となると、踏ん張る力は一定なのに上だけ重くなるので倒れやすくなると。
一方で、では、どういう木がいいのかといったら、やはりそれはいわゆる鎮守の森に植わっているような木なんだ、例えばこの辺だったらシイとかタブとかカシとか、そういう広葉樹、そういったもともとその地場に植わっている木だ、いわゆる杉だとかヒノキだとか人工的に植えた木でもなくて、やはりもともとそこにある植生に近いものを植えていくということが、自然に何かあったときにもそういう木がやはり強くたくましく生き長らえるんだ
このため、針葉樹のみならず、広葉樹も含めた多様で健全な森づくりを推進することが重要と考えてございまして、森林・林業基本計画におきましても、さまざまな生育段階や樹種から構成される森林が配置されている状態を目指し、多様な森林整備を推進することとしているところでございます。
しかしながら、そこに人手を取られて、路網がない森林や急斜面の森林等、条件の悪い森林について、これは広葉樹林化、針広混交林化するということだと思いますが、こういう森林の整備が行われず、放置されてしまうようでは困ります。 条件の悪い森林も、災害が起こらないように整備していく必要があります。
民間に伐採を委ねるとしても、どの分野をどういう契約で委ねるのか、あるいはどの国有林を広葉樹林化するのか、これは国民にしっかりと情報を提供するということが大事だと思うし、そして国民の側からも意見を出せるような環境が必要だと思います。
それはやっぱり、命の、生命の保存を本能的に動植物が感じて、自分の生命保存、保全のために侵してくるわけですから、それを我々が、里山を含めて、広葉樹林も含めて山をゾーニングして生態系が維持できるような、共生できるような山であらなきゃならぬと、こういうことを期待しながら、この法律、時間まだいいですか。
あれは私はわせ樹と、こう言っているんですが、これが、例えば里山、里で広葉樹のわせ、早生樹を植栽していって、今二十年、三十年と言っていたけど、私が知る範囲では十年から十五年、長くて二十年種、これを特に里山付近を中心に、里山といえば耕作放棄地、中間管理機構が、出しておっても受け手がない、しばらく持っていて返していく、そういう現象も起こっているわけですが、それをそのまま耕作放棄地として放っておくのではなしに
この広葉樹林あるいは針広混交林など多様で健全な森林への誘導を推進をいたしますためには、人工林の伐採跡地におきまして天然更新等によりまして広葉樹等の樹木を定着させるということが必要でございます。 国有林におきましては、様々な技術的な課題に対処すべく天然更新等に関しますマニュアル等を作成をいたしまして、現在取組を進めているところでございます。
それからもう一つは、最近出てきたのは、話ちょっと変わりますけれども、広葉樹の需要なんですね。フローリングとか何かで、ナラとか様々な広葉樹が今需要が出てきています。 私の知っている製材所は、岩手県にある製材所は、広葉樹だけを対象とした製材所で結構繁盛している製材所もあります。
○大臣政務官(高野光二郎君) 平野委員の御地元岩手県は、北海道に次ぐ優良な広葉樹のメッカだということで、広葉樹は家具用の、チップ用に利用されているところでありますが、近年、輸入の広葉樹が減少してきている一方で、我が国の広葉樹の資源量は増加してきております。今後、国産広葉樹の家具等への有効活用を図り、利用拡大に努めていくことが重要だと考えています。
私は、国有林は、植栽して今度は再植栽するにも、杉やヒノキではなしに、あるいは自然に戻るような広葉樹などを植栽をしていって、山の難しいところは自然に返して、国有の持つ分、まだ木材も産出していこうとする政策であるならば、それは民有林と連携のしやすい、民有人工林等の連携のしやすい、平場とは言わぬけど、より安全で作業のできる、より生産性の効率の高いところに土地を求めて、産地を求めて、そこに植栽をしていただいて
そういうところは、逆に急傾斜であればまた災害も起きやすいわけですから、やはり自然林に戻してというのは非常におっしゃるとおりで、だから、採算が悪いところは、無理してそこで木を切ったり植えたりはしなくても、もう、じゃ、我々もそれで広葉樹を一生懸命増やそうということで少し実は動いています。中には直接植えることもあるけれども、天然の方は苗がうまくいく。植えた木は、ちょっと広葉樹は難しい。
○参考人(高篠和憲君) 取りあえず、一部、木材の少ない中国、韓国とかというところにはやはり杉とかが随分売れるようになって、それは一つの戦略だと思っておりますけど、私が考えるのは、高付加価値でもっと日本にはいい木があるよということで、先ほどの広葉樹ですよね。
豊かな森を次世代につないでいこうという自然保護をされている団体ですけれども、同協会からも、お話を伺っている中で、天然林を再生していくべきだと、あるいは針葉樹と広葉樹の混交林化を推進するべきだと、そうしたお声を頂戴しているところでございます。 農水省として、こうした考えに対しての御見解をお伺いしたいと思います。
○政府参考人(牧元幸司君) 御指摘ございましたように、まさにそういう奥地で、なかなかもう例えば杉、ヒノキの育成とかに向かないようなところにつきましては、御指摘がありましたように、広葉樹の森に返すとか針広混交林化を図ると、そういう取組を進めていきたいというふうに考えておりまして、それは国有林の中で進めております多様な森づくりというような中で推進していきたいと考えているところでございます。
平成二十八年に策定をされました森林・林業基本計画、ここの計画におきましては、それぞれの森林に期待されます機能でございますとか自然条件等に応じまして、広葉樹の導入等によります針広混交林化など、多様で健全な森林へ誘導するというふうにしているところでございます。
これは今日の午前中の質疑でもお訴えをさせていただきましたけれども、昭和三十年代から四十年代、木材の需要が大変高くなりましたので、切った後、また需要があるものと思って針葉樹中心に人工林を植え過ぎたおかげで、広葉樹と針葉樹のバランスが全国的に崩れてしまっているということであります。
ですから、先週、質疑では、天然林の整備含め、広葉樹の、混交林化ということを私は強く申し上げたわけです。ですけれども、なかなか具体的な取組、改善策というのは、牧元長官の方からお話をいただくことはできませんでした。 ここで、資料にはつけていないんですけれども、この写真、これは兵庫県の宍粟市というところの国有林の山です。
三つ目には、家具製造業者と森林組合や製材工場との連携によりまして、これまで有効活用されてこなかった広葉樹材等を活用した、デザイン性が高く、高付加価値化した家具の製造が行われるというようなこと。
平成二十八年に作成をされました現在の森林・林業基本計画、この計画におきましても、それぞれの森林に期待される機能や自然条件に応じまして、広葉樹の導入等による針広混交林化などによりまして、多様で健全な森林へ誘導するということをしているところでございます。